世界を舞台に活躍するファッションデザイナー・コシノヒロコ。コシノ3姉妹の長女で、日本のファッション業界を牽引し続けている。コシノさんが監修したのが先月行われた「ファッションアカデミー」。東京都と東京都歴史文化財団が実施する小学生から18歳までを対象とした芸術文化体験プログラムの一つで約100人が参加した。コシノさんの愛犬・ルビーをモチーフにしたぬいぐるみの洋服デザインや制作工程を学ぶ。数多くの生地はコシノさんが用意したもので、生地にはコシノさんの子どもたちに対する思いが込められていた。長年コレクションで発表してきた作品で使用された生地を資料として保管している貴重なもの。コシノさんは「一つ一つに魂がこもった生地。それを使わせるということは彼らが何を感じるか」と話した。
