備蓄米を入荷している店とそうでない店が分かれている。今日、福井市にある「Aコープ」には5kg×150袋の備蓄米が入った。このスーパーでは備蓄米の価格が5kgで税抜き3180円となっていた。相場より1000円以上安いとのこと。政府が放出した備蓄米21万トンのうち、約94%をJA全農が落札。残り6%のうち約2%はJA福井県が落札していた。JA福井県が落札した備蓄米は福井パールライスに売り渡され、今月9日から順次スーパーの店頭に並んでいる。現状ではJAグループなど一部の大手スーパーに備蓄米が集中している。備蓄米が入荷できない大阪市のスーパーでは米価高騰に拍車がかかっている。大阪市のスーパーによると、4月後半にようやく備蓄米が回ってくるといい、売値は3580円を想定しているとのこと。来週23日~25日にかけては政府備蓄米の3回目の入札が行われる。売り渡される量は10万トン。全て2023年産の古米だという。古米は割れやすい場合があり、その際は水が多く入って柔らかい炊き上がりになる可能性があるので、米を水に浸ける時間を短くすることが古米を美味しく炊くコツだという。政府は新米が出回る夏まで備蓄米を毎月放出する予定。