小泉農水大臣はコメの価格を抑えるため海外からのコメの緊急輸入も検討すると表明した。一方、一部スーパーでは銘柄米の価格が下がり始めている。きのう小泉進次郎農水大臣は「(海外からの)緊急輸入も含めてあらゆる選択肢を私は持って迎えたいと思う」と述べた。東京・江東区の大手スーパー「イオンスタイル南砂」では輸入米の販売を開始。小泉農水大臣は今後、外国産米の輸入時期の前倒しも示唆した。集荷業者のJAを通さず卸業者だけでスポット取引が行われている。農水省はスポット取引価格が高い値段で推移してきたことが込め価格の高騰を招いた要因の1つと分析している。このスポット価格は先週玄米60キロあたり4万円台後半と高騰するも今週は4万円台前半に急落した(米穀データバンクより)。今後、コメの店頭価格が安くなる可能性がある。横浜市の「スーパーセルシオ」では倉庫に「あきたこまち」、「コシヒカリ」など7種類の在庫が十分ある。鶴田英明店長は「備蓄米が大手コンビニ3社の方で取り扱いが始まるという報道があってから米の売り上げ自体が悪くなっている」という。店長は銘柄米の割引を始めた。