“バクテンマン”こと竹田成道さんは5年前から宮崎県内の各地でバク転専門の教室を開いている。教室は週6日。通うのは子どもだけではない。目的も人それぞれだ。竹田さんが初めてバク転ができたのは高校2年生のとき。所属していたレスリング部の練習で身につけた。バク転で得られる自信を多くの人にも感じてほしいと活動している。竹田さんが教室で大切にしている教えは「挑戦しつづけること」。失敗を恐れない積極的なチャレンジを後押しする。ときには悔しさのあまり涙を流す生徒までいる。去年5月から教室に通う中学1年生の出光佑晟さんはお父さんと一緒に通っている。佑晟さんは幼い頃の病気の影響で同学年の子と比べ読み書きが苦手。そのこともあり自信がなく後ろ向きな性格だった。そんなときに竹田さんと出会った。熱い指導に背中を押され気付けば夢中になっていたという。そして半年後、ついにバク転が成功。努力して達成する喜びを知った。バク転で自信をつけた佑晟さんは今年新たな挑戦を始めた。佑晟さんの将来の夢はカフェを開くこと。ほぼ毎日自分で焙煎した豆をひいてコーヒーを入れる練習をしている。佑晟さんは「落ち込まないバクテンマンを見ていて落ち込まなくなった。頑張っておけばいつか叶うみたいな。(将来は)子どもは遊べて大人はゆっくりできるカフェを開きたい。」などと話した。竹田さんは「本当に小さな努力の積み重ねがバク転の成功になってそれが自信につながっていくと思っている。ヒーローというのは困っている人を助ける。1人でも多くの子どもたちにバク転を教えて前向きな日本になるようにしたいなと思っている。」などと語った。竹田さんの夢は「大人数で同時にバク転をする」というギネス世界記録を更新することだそう。
