クリストファー・ノーラン監督のコメントについて山崎貴監督は「めちゃめちゃ嬉しいですね。日本がもっている物語を語る力は主に漫画家の人たちが素晴らしいと思う。これが注目されている感じはします」と語る。 『ゴジラ-1.0』は異例づくめの作品だった。歴代ゴジラシリーズで初めて過去を舞台とした時代劇であり、海外でも字幕でしか公開していない。北米での興行収入は日本円で約83億円となっている。英語以外の実写映画として歴代3位に入った。アメリカでのヒットの要因について山崎監督は「ゴジラがスーパースターだったというのを改めて感じた。今までハリウッドでも作られてきた地盤があったし、物語といキャラクターたちの力が評価されているのは改めて感じた。こんなヒットは想像していなかった。日本人ならわかるものと思って作っていたので、オスカーに絡むとは誰も想像していなかった」と語る。山崎監督はいつか『オッペンハイマー』へのアンサー映画を作りたいといい「あのとき何が起きていたのかというのは我々が作るべきなのかなとは思う。いつか作りたい」と話した。