和歌山・色川に暮らす哲也さん麻子さん夫婦を訪ねた。2人は24歳差の夫婦で、12歳の長女、10歳の長男と家族4人で暮らしている。家は築150年ほどの古民家でガス・水道はなく山水を使っている。洗濯も基本洗剤は使わない。テニスコート10面分の畑では50種類以上の野菜を育て、お米も自給自足している。3つの小屋ではニワトリ300羽を飼育し、食べきれない卵は商店などで販売している。ニワトリも自分たちで捌き、部位ごとに保存している。麻子さんは自給自足食材でチャーハンを作った。梅干しと豆板醤と唐辛子は自家製。季節によっては醤油も自家製だという。山好きだった哲也さんは46歳のときに和歌山・色川に1人で移住した。東大に現役合格した麻子さんは田舎で農家をしたいと考えたが親に言い出せずにひとまず大学院に進んだ。移住についての研究をする中で色川のことを知り、移住を決断した。