大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子がニューヨークから解説。アメリカではFRBが利下げに舵を切るとみられてる。IPOやM&Aが高金利で抑えられていた投資銀行ビジネスの回復に注目している。「米銀大手5行の投資銀行手数料」のグラフを紹介。今年に入って潮目が変わってきた。債券引き受けが前年同期比55%増と好調。株式は36%増、M&Aが25%増と回復の兆しを見せている。株式引き受けについては利下げとソフトランディングで上場を目指す経営者のマインドが改善すれば来年はIPO市場が一気に動き出す可能性がありそう。M&Aは反トラスト法を掲げる連邦取引委員会・リナ・カーン委員長が大きな壁となっていたが足元では発表案件が増加してる。大和証券では来年から本格回復すると予想。エコノミストの間では今後、利下げペースが加速するとの見方が優勢で、来年はM&AやIPO市場にとって大きな回復の年になると期待している。