イラン・テヘランから中継。イラン大統領選挙の投票が開始。今回の選挙は本来は保守強硬派の候補者が有利と見られていたが、選挙戦が進むにつれて唯一の改革派の候補・ペゼシュキアン元保健相が支持を伸ばしていて世論調査でトップとの調査も。一方、保守派2人の候補者も一定の支持を得ていて。事実上、ペゼシュキアン氏、ジャリリ氏、ガリバフ氏ら3人による3つ巴の争いになっている。イランでは外交や核開発など重要政策の判断は最高指導者・ハメネイ師が担っていて。その影響を受ける保守派候補者が勝利した場合、これまでの「反米」「親中国、ロシア」の路線を継承する見通し。一方、改革派候補が勝利した場合、欧米との対話が必要だという国民の民意と受け止められ、今後の外交方針に影響力をもたらすことも考えられる。投票結果の大勢判明は日本時間の明日になる見通しだが、何れの候補者も当選に必要な過半数に届かず上位2名の決選投票が来月行われる公算が強まっている。