体内で「毒」を作るためには、かなりの時間と体力が必要。マムシは毒を使いきると再び使えるようになるまで数日かかる。毒を持つことを選んだ生き物で代表的なのがハチとサソリ。ハチはもともと毒を持っていなかった。針もなかった。ハチは幼虫が葉っぱを食べるハチだった。この頃は毒も針もなかった。進化の過程で寄生バチが現れる。イモムシなどの体内に卵を産みつけ幼虫が虫を食べて育つ。卵を注入するために産卵管が針状になる。さらに針を使って狩りをするハチが現れ毒を獲得。スズメバチなど集団行動する社会性を持ち巨大な巣を作るように。巣を襲う哺乳類に対抗するため毒針を使うようになる。キオビクロスズメバチをツキノワグマが襲う。クマは栄養価の高いハチの幼虫やサナギを狙う。襲われたスズメバチも反撃。皮膚が薄い鼻先や目を狙うスズメバチ。クマは8分で退散。
