沖縄県によると去年12月からことし春にかけての今シーズンのサトウキビの生産量は66万4284トンとなった。これは前のシーズンに比べて7万3155トン、率にしておよそ10%少なくなっている。地域別では沖縄地域が昨シーズンより18.4%減って25万9274トン、宮古地域が6.4%減って31万264トン、八重山地域は7.4%増えて9万4746トンだった。県では去年のサトウキビの生育期に沖縄本島と周辺離島で台風6号による被害の影響が大きかったうえ、県全域で生育の初期と後期に雨が少なかったことから減産となったとしている。その上で県では生産拡大に向けて、機械化の推進や新たな品種の育成と普及、それにほ場やかんがい整備など生産基盤の整備推進などに取り組むとしている。