ことし、発売から20年を迎えた飲料メーカー大手サントリーの「伊右衛門」。ペットボトルの緑茶市場をけん引するトップブランド。その伊右衛門がことし、大きくリニューアルした。伊右衛門を発売当初から共同開発しているのが、創業1790年の老舗「福寿園」。お茶づくり一筋200年以上、長年培ってきた匠の技が伊右衛門にも惜しみなく注がれている。他のお茶にはない“ほんまもんのお茶”の味わいを実現するため、栽培方法や火入れの程度などが違うさまざまな茶葉を用意。これを一つ一つ、茶匠の谷口さん自らが確かめていく。そして、ここからが匠の技。無限にある茶葉の組み合わせをどのような割合でブレンドするか。厳選に厳選を重ねたお茶から生まれる芳醇な味わい。さらに、こだわりはペットボトルの底にある抹茶にも。機械などは使わず石うすで丁寧にひいたもので、1時間で作れる量はわずか40グラム。こだわりの製法で生まれる伊右衛門は、今回のリニューアルで茶葉の量は1.5倍、抹茶の量は3倍と、伊右衛門史上最も濃い伊右衛門になった。