1番指名打者で出場した大谷翔平は6回に53号ホームランを放ち、ナ・リーグのホームランランキングでトップに並んだ。試合も7-5で逆転勝利。この試合をベンチから見つめていたクレイトン・カーショー投手は今季限りでの引退を発表し、きのうレギュラーシーズン最後の登板に臨んだ。しかし先頭打者にホームランを浴びるなど、5回途中1点ビハインドで降板した。するとそのウラ打席に立った大谷は惜別の逆転3ランをプレゼント。その後の2人乗ハグは現地でも話題となったが、その裏には2人のある因縁があった。8年前、大谷獲得を狙うドジャースは面談にカーショー投手を同席させたが大谷はエンゼルスに入団。大谷についての質問が殺到したカーショー投手はうんざりした様子で、禁句のような雰囲気になったという。しかし去年9月にカーショー投手が大谷の「50-50」達成Tシャツを着て練習するなど空気が一変した。ドジャースはプレーオフ進出も決めたが、レジェンドの共演が期待される。