岸田総理大臣は今朝は市内から車で一時間ほど離れたシリコンバレーにあるスタンフォード大学でユン・ソンニョル大統領とともに先端技術をテーマにした討論会に出席した。半導体分野や量子技術の分野での開発を巡って連携を打ち出した。政府関係者は1年前は日韓トップがそろってイベントに参加するなんて想像も出来なかったと話している。日中首脳会談で関係改善の糸口については会見を終えた岸田総理が思った以上に習近平国家主席と本音で話せたと手応えを語っていたという。外務省幹部はマイナスだった関係がプラマイゼロまで戻ったとしている。日本の水産物の輸入停止措置については岸田総理は即時撤廃を求めた。習首席は懸念に厳粛に対応し責任ある態度で処理すべきと批判している。両首脳は対話を通じて解決方法を見いだすことで一致した。ある政府関係者は解決に向け小さいが大きな前進だと評価していた。日中関係は改善に向かうかについて評価する声は政府担当者は「両トップが会って問題解決をしようと意思表示した意味は大きい」、厳しい見方は外務省関係者は「スタートラインに立てただけ」だという。