大阪市で始まった国際会議は、日本や中国、それに台湾など9つの国と地域が北太平洋でのサンマの資源管理について話し合う。去年の会議では、参加した国と地域の北太平洋での漁獲量の上限について、前の年より10%少ない年間22万5000トンとすることで合意した。ことしはこの漁獲量の上限について、専門家からさらに10%減らし20万2500トンとするよう勧告が出されている。日本のサンマの漁獲量は去年3万8000トン余りと前の年よりは1万トン以上増えたものの、この20年間ではピークだった2008年の10分の1程度に落ち込んでいて、資源量をどのように回復させるかが課題となっている。