創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーだが、動画配信事業の黒字化に苦戦するなど、株価は約9年ぶりの水準に落ち込んでいる。こうした中、香港ディズニーランドには「アナと雪の女王」をテーマにした新エリアがオープン。同シリーズで監督・脚本を務めたジェニファー・リー氏は「姉妹愛、恐怖をテーマにした」と話し、これまでにない設定だったのでリスクとも言えたという。リー氏の最新作が「ウィッシュ」。主人公の少女が民衆とともに悪意ある王へ立ち向かっていく物語となっている。今年、公開された映画「スーパーマリオ」の興行収入は「アナと雪」第1作を突破し、全米映画ランキングで「ゴジラ-1.0」は「ウィッシュ」を上回っているなど、エンタメ業界は激化している。マリオのファンだったというリー氏は過去の財産という価値を再認識したという。そして、「質の高い作品を出し続け、観客やパークの来場者を置き去りにしない限り、どんな状況でも耐え抜くことができる」と語った。