東北町の小川原湖は海水と淡水が入り交じる汽水湖で、シジミやニホンウナギなどの漁が盛んに行われており、地元では「宝沼」とも呼ばれている。きのうはワカサギとシラウオの秋の漁が解禁され、船ケ沢地区の漁港では午前6時半に漁船9隻が一斉に漁場に向かった。約2時間ほどすると漁船は新鮮なワカサギとシラウオをカゴいっぱいに積んで漁港に戻り、次々水揚げした。このあと近くの市場で競りが行われ、いずれも1キロあたりの平均でワカサギは859円、シラウオは480円の値がつけられた。地元の漁協によると、ワカサギはきのう1,000キロあまりが水揚げされたという。一方、シラウオについては寄生虫の一種「顎口虫」が懸念され、生食用の流通を自粛していることから、40キロあまりにとどまったという。