東海東京証券アメリカの芝田達裕さんは「ブルームバーグが集計している調整後EPSの差を示した表を見てみると、各社とも予想を上回る結果となりましたが、全般的に先行きに対し慎重さが垣間見られる内容で、発表後の株価は上値を積極的に追う展開にはなっていません。各社の融資残高の推移を見てみると、4行の3月期の融資残高は昨年12月末と比べ減少しており、各社が積極的に融資を拡大するスタンスではないことを示しています。融資残高が増加しなければ、貸出金利を引き上げできるような事業環境にならない限り、純金利収入は増加しません。融資のようなコア事業以外で増益要因を見出さなければ、積極的に増益予想を立てづらい状況です」などと話した。