「人がプレゼントするのは贈る側が幸せを感じるから そして生き残れるから」について、人間環境大学の森本裕子准教授が解説。プレゼントの起源は石器時代からあると考えられ、狩猟をしていたホモ・サピエンスは肉などのプレゼントを贈り合うことで生存率を高めていたとされる。現代人に置き換えると、旅先のお土産を贈ることで良好な人間関係を維持し、社会の中で生き残りやすい環境をつくっている。2008年にカナダの大学で行われた調査によると、「他人のためにお金を使うと幸せになれる」という結果が。これは632人のアメリカ人にお金の使い道を調査したもので、自分のために使うお金が増えても幸福度は上がらなかったが、他人のために使うお金が増えると幸福度が上がる人が多くなったという。