アメリカの社会が政治的対立によって分断し内戦状態に陥ってしまう、そんな悪夢を描いた映画が今週日本で公開される。どのような思いでこの作品を送り出したのか監督にインタビューした。映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が今週日本でも公開される。大統領選が行われる今年、この映画を公開したのはなぜか?ガーランド監督は「世界中の多くの国で分断の問題がある。状況は悪化するばかりだ。映画はその問題や懸念点を描きなぜそれが悪なのかを議論するためのものだ」などと語った。劇中の大統領は1年以上メディアの取材を拒否、内戦をジャーナリストの目線で描く。映画で描いたアメリカの崩壊は現実になるかとの問いにガーランド監督は「そうならないと願っている。現実になると大惨事だ。映画をみて考えて議論してほしい、映画は決して未来を断定していない」と語った。