EVの開発を加速させる中国メーカーによる日本参入の動きが活発になっている。日本進出を表明しているジーカーは、ギガキャストというテスラも使う最新の部品製法を採用した。従来は80以上の鉄の部品をつなげるところ、ギガキャストはアルミを特殊技術で一体成形するため、部品製造の大幅な時短が可能になる。ジーカーの周浩製品マネージャーは「溶接が少ないので車のねじれ剛性が向上し顧客により安全なものを提供できる」と話す。テレビ東京はその工場に、日本のテレビとして初めて取材が許された。ジーカー スマート工場の馬陽さんは「0.2秒で終了した」と金型にアルミを注いで成形する工程について述べた。従来の方法ではおよそ1カ月間かかる工程が、ギガキャストでは2時間に短縮できる。中国ではスマホからEVに参入したシャオミもこの技術を実用化している。工場内の物流も自動化するなど価格競争力を高めている。日本での勝算について陳禹副総裁は「製品が十分に優れていれば日本の消費者の選択肢を増やせる」と話した。
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