サッカーブラジル代表が着用するユニフォームを巡り、アウェー戦で着用するセカンドユニフォームをこれまでの青色から赤色に変更するという報道がされ波紋が広がっている。ブラジルでは赤色はルラ大統領率いる労働者党を象徴する色というイメージがあり、政治対立に選手たちが巻き込まれるとの懸念が広がっている。サッカーのユニフォームを巡っては右派のボルソナロ前大統領が当選した2018年の大統領選挙でサッカーの代表ユニフォームを着用した抗議運動が展開され、既存の政治体制への抗議活動は代表ユニフォームという流れが出来た。ワールドカップが行われる2026年は大会直後の同年に大統領選挙が控えていて、現職のルラ大統領が率いる労働者党の赤対右派のボルソナロ派の黄色と緑という政治的対立をワールドカップを通じて全世界に発信することになることが懸念されている。