利下げを巡って対立していたFRBパウエル議長の解任もあり得ると示唆していたトランプ大統領はだが一転「解任するつもりはない」と発言。議長の解任に踏み切ることへの懸念から金融市場では米株式などが大きく売られる局面となり沈静化をはかったとみられる。一方、中国を巡りベッセント財務長官は「近い将来貿易摩擦は改善される」と述べた。貿易摩擦が緩和することへの期待感からダウ平均株価は一時1100ドル超で値上がりし日経平均株価も一時900円以上値上がりした。関税措置を巡ってトランプ政権は今週34か国と会談するとしている。ただ関税措置の影響で世界経済の見通しは下方修正された。IMFはことしの経済成長率を前回より0.5ポイント引き下げ2.8%とした。