サントリーHDの売上高は3兆4325億円。その半分近くは海外で、世界情勢がビジネスに直結する。4月7日には、アメリカとイランが2週間の期限を設けて停戦に合意し、戦闘集結に向けて協議した。しかし、協議は物別れに終わった。2週間の停戦期限まで後4日と迫る中、江口さんはサントリーHDの常務執行役員 サプライチェーン本部長の藤原正明さんと話し合っていたが、商品の原料や、資材調達の最高責任者。気にしていたのはペットボトルの原料となる樹脂の調達。樹脂はナフサを原料にいくつかの化学反応を経て作られている。サントリーでは樹脂の60%は国内のリサイクルで賄っていて、残りの40%を海外から輸入している。そのほぼすべてが中東産の原油を精製したナフサ由来の樹脂。ホルムズ海峡封鎖で樹脂の価格高騰の恐れがあった。封鎖はいつまで続くのか?その情報収集と分析が、江口さんに与えられた課題。
停戦期限まであと2日。江口さんはニューヨークにいたが、戦争の行方が見通せない中で自らアメリカの中枢へと乗り込む。わざわざ現地を訪れるのは、リモートや電話では本音が聞けないことがあるという。4月20日、停戦期限まであと1日。サントリーのインテリジェンス推進本部はニューヨークである会議を主催。リストアップされたメンバーが集まってきた。アメリカの元大統領副補佐官でハーバード大学教授のメーガン・オサリバン氏。一緒にゲストを迎えるのは鳥井信宏社長。次にやってきたのは、国際政治学者で地政学リスクの第一人者のイアン・ブレマー氏など、各界の権威が集結。この会議は、江口さんがインテリジェンス推進本部を立ち上げた時から年2回開催。今回の中心議題は、緊迫するイラン情勢。3時間に及んだ会議では、ホルムズ海峡の自由な通航の回復に悲観的な見方がされた。地政学リスクの権威のブレマー氏はホルムズ海峡の混乱はさらに長期間続く可能性が高いと語った。この時点で停戦期限まであと丸一日。
夜になるとトランプ大統領が停戦期限をもう一日伸ばすと表明した。翌日の4月21日。停戦期限まであと一日。停戦の期限が延長されたこの日に和平交渉の進展が期待されていた。結局アメリカとイランは、ともに交渉の席に着くことすらなく、トランプ大統領はイランから提案が出され、議論が決着するまでは停戦を延長すると表明した。戦闘再開という最悪の事態を免れたことに、株価が反応。日経平均株価は終値は5万9585円と最高値を更新した。その頃、江口さんがニューヨークの公園で見つけたのはイランの旧体制派のイラン革命で国を追われた人達の集まり。今のイスラエルとアメリカの戦いに支持を示すデモだったという。アメリカに暮らす一部のイラン人が、トランプ大統領を支持する一方で、イランへの攻撃が始まってからアメリカの各地では、トランプ政権に対してのデモがいっそう盛んになっている。
江口さんは列車に乗り込み、アメリカの首都へ。ニューヨークからワシントンD.C.まで3時間。安全保障の専門家のダニエル・シルバーバーグ氏を訪ねた。停戦の延長をうけて戦争の行方をどう見ているのか?
停戦期限まであと2日。江口さんはニューヨークにいたが、戦争の行方が見通せない中で自らアメリカの中枢へと乗り込む。わざわざ現地を訪れるのは、リモートや電話では本音が聞けないことがあるという。4月20日、停戦期限まであと1日。サントリーのインテリジェンス推進本部はニューヨークである会議を主催。リストアップされたメンバーが集まってきた。アメリカの元大統領副補佐官でハーバード大学教授のメーガン・オサリバン氏。一緒にゲストを迎えるのは鳥井信宏社長。次にやってきたのは、国際政治学者で地政学リスクの第一人者のイアン・ブレマー氏など、各界の権威が集結。この会議は、江口さんがインテリジェンス推進本部を立ち上げた時から年2回開催。今回の中心議題は、緊迫するイラン情勢。3時間に及んだ会議では、ホルムズ海峡の自由な通航の回復に悲観的な見方がされた。地政学リスクの権威のブレマー氏はホルムズ海峡の混乱はさらに長期間続く可能性が高いと語った。この時点で停戦期限まであと丸一日。
夜になるとトランプ大統領が停戦期限をもう一日伸ばすと表明した。翌日の4月21日。停戦期限まであと一日。停戦の期限が延長されたこの日に和平交渉の進展が期待されていた。結局アメリカとイランは、ともに交渉の席に着くことすらなく、トランプ大統領はイランから提案が出され、議論が決着するまでは停戦を延長すると表明した。戦闘再開という最悪の事態を免れたことに、株価が反応。日経平均株価は終値は5万9585円と最高値を更新した。その頃、江口さんがニューヨークの公園で見つけたのはイランの旧体制派のイラン革命で国を追われた人達の集まり。今のイスラエルとアメリカの戦いに支持を示すデモだったという。アメリカに暮らす一部のイラン人が、トランプ大統領を支持する一方で、イランへの攻撃が始まってからアメリカの各地では、トランプ政権に対してのデモがいっそう盛んになっている。
江口さんは列車に乗り込み、アメリカの首都へ。ニューヨークからワシントンD.C.まで3時間。安全保障の専門家のダニエル・シルバーバーグ氏を訪ねた。停戦の延長をうけて戦争の行方をどう見ているのか?
