無印で4割近い売り上げを誇るのが”衣料品”、特にオーガニックコットンなど天然素材にこだわったものが多く、それが人気の理由。そして今、新たな天然素材の開発が進んでいた。その舞台は、インドネシア。入社28年のベテラン・樋口直人さんは、産地開発部に所属している。その使命は、世界各地を回り新たな素材を探し出すこと。これまで、インドのオーガニックコットンやペルーのアンデスウール、中国のヘンプなど、希少な天然素材を製品化してきた。今回インドネシアでは首都・ジャカルタから500km以上、加工場に向かう途中の林の中で見つけた一際大きな木。拾い上げたのは、カポックという木の実。樋口さんはこの”カポック”から、どんな商品を作り出そうというのか。