スケートボード男子ストリートで見事オリンピック連覇を果たした堀米雄斗。オリンピック連覇への道のりは険しいものだった。東京オリンピックで初めて競技種目となったスケートボード。45秒間コース全体を使い自由に技を出す「ラン」と障害物を1つ選び技を決める「ベストトリック」で争う。堀米は得意のベストトリックで得点を稼ぎ初代金メダリストに輝いた。しかし、その後ルールが改正され堀米が比較的苦手なランが重視される割合に。この影響からか堀米はパリへの選考大会で結果を出せず代表漏れの瀬戸際に追い込まれた。今年3月、宮司キャスターが取材したときには「やりづらい状況にはなったんですけどみんなそれは同じなので。その壁を越していって観客にも楽しんでもらいたいし自分も新しい技を乗りたい」などと話していた。先月、2位以上の結果が必要だった最終選考でランでも高得点をたたき出して優勝。パリへの切符をぎりぎりでつかみ取った。きょうの決勝ラン1回目で89.90の高得点をマークし4位につける。ベストトリックで94.16の高得点をマーク。その後3連続で失敗し暫定7位まで後退。最後のトリックで97.08で一気に首位に。きょう東京・立川市のムラサキパーク 立川立飛店にはスケートボードに乗って子供たちが楽しんでいる。堀米選手のモデルのスケボーの靴を履いた少年も。堀米が試合中に履いていたスニーカーにも異変が起きていた。SNKRDUNK原宿店・タフリー謙店長は「みなさん“堀米ダンク”って呼んでます。朝からお客様もたくさんいらっしゃって盛り上がりを感じている」と話した。試合終了後、堀米選手はFNNの取材に対し「ほんとに信じられないですね。夢かと思うぐらい。ここまで来るのにすごく長かったし地獄のような3年間だった。サポートしてくれたみんなのおかげだし家族、仲間、ファンのみんなに感謝しかないです」と話した。