インドネシアの大統領選挙で事実上の勝利宣言をしたプラボウォ国防相。かつてライバルだったジョコ大統領の長男を副大統領候補に担ぎ、ジョコ氏の路線継承を訴えて支持者の取り込みに成功した。プラボウォ氏はスハルト時代には軍幹部として独裁政権を支えたが、選挙ではかわいいキャラクターを使って若者の支持を集めた。体外的には米中対立の間で絶妙なバランスをとるこれまでの外交に大きな変化はないとみられているが、国内的には権威主義的な姿勢を強めるのではないかという懸念がくすぶっている。
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