2009年、ワシントンで開かれた米英首脳会談。このときオバマ大統領(当時)がイギリスのブラウン首相(当時)に贈ったのは「ハリウッド映画のDVD25本セット」だった。しかしアメリカ製のDVDはイギリス国内では再生方式の違いから視聴できないことが多いため、イギリスのデイリー・ニューズ紙は「アメリカよ、ガラクタをどうも」、タイムズ紙は「あまりに侮辱的だ」と報じた。2023年にウクライナのキーウを訪れた岸田文雄総理大臣(当時)がゼレンスキー大統領に贈ったのは、地元・広島の伝統工芸品「必勝しゃもじ」。「敵を召しとる」という縁起物だが、野党からは批判が噴出。批判のもとになりかねないプレゼント外交。元外務省職員・杉田明子さんが深く心に刻まれている贈り物について、「当時のブッシュ・ジュニア大統領からエルビス・プレスリーのCD全集を贈られた。あれはご本人の趣味に即したものを選んで総理が喜んだ例ではないかと思う」と話した。
