小竹さんは「共和党からトランプ氏が大統領選に出馬し、もし大統領になってしまったら大変なことになるという『もしトラ』がよく聞かれますが、民主党のバイデン氏が当選した場合のリスクを考えたいと思います。トランプ氏の2期目の政権公約は、独裁とも言われる強権政治や過激なアメリカ・ファースト外交が危険と言わざるを得ませんし、アメリカの民主主義を守るとなるとバイデン氏の方が安心です。しかし、バイデン氏が続投すると、内外の危機に対応できない可能性がありますし、高齢問題などから支持率も低いですね。民主党からも高齢なことや、ウクライナ支援疲れといった声が出ています。今回の大統領選挙はバイデン氏の穏当なアメリカ・ファーストなのか、トランプ氏の過激なアメリカ・ファーストなのかという点でアメリカの内向きであることは同じですし、日本が取るべき戦略は案外同じなのかもしれませんね」などと話した。(日本経済新聞)