米国・ブリンケン国務長官はイスラエルを再び訪れてネタニヤフ首相と会談し、先に米国が公表した6週間の停戦と人質解放を含む新たな提案を巡って意見を交わした。国連の安全保障理事会ではこの提案について、イスラエルとハマスの双方が合意し、実行するよう求める決議案を米国が提出し、採決が行われた。その結果、理事国15か国のうち、日本や中国など14か国が賛成し、これまで米国と対立してきたロシアも拒否権を行使せずに棄権に回ったことで決議は採択された。バイデン大統領は恒久的な停戦を要求するハマス側に対し、提案を受け入れるよう求めていて、決議が停戦合意に向けた圧力となるのか注目される。