G7サミット最終日はワーキングブレックファストから始まった。そこにはウクライナ・ゼレンスキー大統領の姿もあったが、肝心のトランプ大統領は不在。トランプ大統領は中東情勢に対応するため、G7サミットを途中で切り上げ緊急帰国した。これを受け、最終日はアメリカからベッセント財務長官が代理として出席。会議の合間には石破総理と立ち話をする姿がカメラに捉えられていた。前日に行われた日米首脳会談では自動車関税をめぐり隔たりが埋まらず、関税協議は合意には至らなかった。その後、石破総理は韓国・李在明大統領と初めての会談に臨んだ。今後の日韓関係について、李大統領は「韓国では日本との関係を近くて遠い国と言っている。多少の意見の違いはあれど、日韓が協力し合い助け合う関係として発展していくことを願っている」、石破総理は「日韓の連携協力が地域のために世界のために非常に大きな力となることを心より期待している」と述べた。弁護士・萩谷麻衣子は「トランプ氏1人が他の6ヵ国と大きく違う考えを持っていて、他の6ヵ国も多国間での問題を解決するという以上に自国の関税に関する問題に関心が強かったように見えた。トランプ氏が退場するとあとは消化試合のようになってしまった印象がある」などとコメントした。