パリ市内にあるボクシング専門のスポーツ施設の一般の利用者が練習する同じ空間には障害のある利用者の姿。もとは一般の利用者向けのスポーツ施設だったが、今では障害に関係なく、利用者がともに汗を流している。障害のある利用者の数は、1000人を超えた。このスポーツ施設が参加したのは、パリ市が中心となって運営する障害者のスポーツを振興するためのネットワーク。参加すると、専門的な知識を持つ講師から、障害者への指導に必要な知識を学べる研修を受けることができる。さらに、各施設で培われたノウハウが共有されるため、どの施設でも質の高い指導を提供できる。今では、パリ市内の200以上の施設が参加しており、今後も増えていく予定。