空前のカフェブームが到来している。スターバックスコーヒーをはじめとする有名カフェチェーンでは、今や行列を作って買うのが当たり前。街を見渡せば至るところにカフェがある。そんな中にあってめざましい快進撃をしているグローバルカフェチェーンはゴンチャ。東京・新宿区の店舗を覗くと平日でも大にぎわいで紅茶やウーロン茶に甘味やミルク、フルーツの香りを足したティーメニューがある。ゴンチャはティーカフェの専門メニュー。客を引きつつけるゴンチャのメニューでは阿里山ウーロンティーを使用している。台湾南部の阿里山で栽培される茶葉で通常100gで7000円と普通の茶葉の3倍の値段。他にアジア各地で厳選した4種の茶葉を使用し、抽出する時はそれぞれの茶葉にあわせてお湯の温度や抽出時間までかえて最高の味わいを引き出すという。こうした店内の調理は、火を使わずに全て電気で行っているという。このオペレーションが強み。路面店だけでなく、火を使えない場合もある駅ナカ店など、出店先の選択肢が広がるため。国内のカフェ業界で店舗数トップを走るのはスターバックスで1900店。ドトール、コメダがあとに続く。一方でゴンチャは、現在およそ160店とまだまだ差があるが独自の戦い方で急成長を続ける。