北海道のスルメイカ漁は今月1日に解禁されたが、波が高かったことなどから出港できず、きょうが今シーズン初めての出港になった。北海道のスルメイカは記録的な不漁が続いていて、昨年度の函館市の市場での生のスルメイカの取り扱い量は317トンとピークだった平成20年度と比べて3.5%ほどまで落ち込み、統計を取り始めた平成17年度以降で最も少なくなった。道総研・函館水産試験場によると、先月津軽海峡周辺から秋田県沖の日本海で調査を行った結果、スルメイカの分布密度は現在と同じ方法で調査を始めた平成13年度以降で最も低かったという。スルメイカは明日、函館市で今シーズン初の水揚げと競りが行われる予定。