流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、カナダに本社があり世界各国でコンビニなどを手掛けるコンビニ大手・アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案について”当社の価値を著しく過小評価している”などとする内容の書簡を相手側に送ったと発表した。セブン&アイはきょう”クシュタール社がおよそ390億ドルの買収提案を行った”ことを明らかにした。書簡の中で、”仮に買収金額が引き上げられたとしても統合には競争法上の懸念が残る”という考えを示した。一方、クシュタール社の経営幹部は5日、電話での決算会見で”我々は資金調達を行い、この統合を完了させることに自身を持っている”としていて、どのような回答をするかが今後の焦点となる。