カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けているセブン&アイ・ホールディングスは、25日に声明文を発表。セブン&アイが課題としていたアメリカの独占禁止法への対応については、「規制当局の承認を得るための明確な道筋を、まずは確保することを最重視している」と改めて強調した。クシュタールは3月に行った会見で、「規制関連の内容に限定され幅広な議論に至っていない」と批判していましたが、セブン&アイは声明で、規制当局から許可を得る確証を求めた上で「実行できない取引は取引とは言えない」と、強く反論した。またセブン&アイは、協議に向け秘密保持契約を結ぶことを2度求めたが、敵対的買収を行わないことなどが盛り込まれていたため、クシュタールに拒否されたと主張した。