ロシア・プーチン大統領、通算5期目に入り、最初の訪問国として、あすから中国を訪れる。外交では、中国との結束をアピール。国内では、経済政策の専門家を新たに国防相に任命し、ウクライナでの長期戦を見据えた態勢を整えようとしている。14日、新しく任命した閣僚たちと面会したプーチン大統領。この場には、これまで経済政策を担当し、新たに国防相に任命されたベロウソフ氏の姿も。ベロウソフ氏は議会の公聴会で、国防費が増える中、軍事と経済の統合を進め、効率化も図りながら、ウクライナへの軍事侵攻を推し進める姿勢を示した。ベロウソフ氏は「(私の任務は)国防費がGDP(国内総生産)の6.7%を超えたことを考慮し、軍の経済を国民の経済に統合すること」と述べた。一方、これまで国防相を務めていたショイグ氏が安全保障会議の書記に任命されたことを受けて、前任でプーチン大統領の最側近ともいわれてきたパトルシェフ氏は、造船分野を担当する大統領補佐官に任命された。