ヨーロッパ南部も記録的な暑さが続いている。連日熱波に見舞われているスペインでは、高温と強風で山火事が拡大。12日には45度を記録した。ポルトガルでも連日各地で40度以上を観測。フランス南部では、山火事で1万6000ヘクタール以上が焼失。パリでは12日、気温が36度を超えた。パリの夏は以前は30度超の日はほとんどなかった。パリの地下鉄は50年以上前の古い車両もあり、半数以上にエアコンがなく、飲食店もエアコンのあるところは少ない。パリ支局のスタッフのアパートもエアコンは付いていない。パリでは景観を損なうなどの理由で許可なしにエアコン室外機は設置禁止。環境配慮や高額な電気代からエアコン設置を検討する人もほとんどいないという。セーヌ川では遊泳が約100年ぶりに解禁された。