先月、長野市で長野車いすマラソンが行われた。その距離21キロ余りの過酷なレース。第20回の記念大会となった今年、第1回からの連続出場となる74歳の最高齢選手・平澤三七さんが完走を目指した。連続出場を示すゴールドゼッケンで走る。1988年にはソウルパラリンピックに出場したが、去年の大会では15キロ地点の検問に引っかかって初の途中棄権となり初めて完走できなかった。パラリンピック3大会連続出場の樋口政幸選手から贈られたグローブを使用している。実は、20年前に樋口選手を車いす陸上に誘ったのが平澤さんだった。本番当日、孫たちも応援に来てくれた。無事完走し、来年も出場すると宣言した。