ソニーグループはエンタメ事業をさらに加速させる新たな経営方針を発表した。2024年3月期決算で13兆207億円と過去最高の売り上げを発表。今年度はゲーム、音楽、映画などを楽しむ消費者だけでなくコンテンツを制作する側も顧客として取り込む方針。日本初公開の、3Dコンテンツを立体的に認識しながらデザインできるゴーグルは年内の商用化を予定。さらに被写体がリアルなものか判別できるカメラはセンサーが被写体が3Dなのか2Dなのかを判別。フェイク写真を見破ることができる仕組み。写真家などプロのクリエーターの撮った写真が本物だと証明し、彼らの権利を守る。エンタメ制作者向けの事業の強化に加えソニーグループは自社が抱えるゲームを映画化するなど各コンテンツの境界を越え、IP(知的財産)として利益を最大化することにも力を入れる。ただプレイステーション5の販売が振るわない。今年2月、販売台数の見通しが2500万台から2100万台に下方修正され傘下のゲーム事業会社はリストラを発表した。課題はありつつもソニーはあくまでエンタメ企業として成長を追求する方針。東京・港区の映像。ソニーグループ・吉田憲一郎会長のコメント。生成AIに言及。