今月23日、鳥取市の伏野海岸に、甲羅の長さが約45センチの「タイマイ」という種類のウミガメが漂着した。当初は衰弱で頭を動かすだけしか出来なかったが、県が市内にあるカニの展示施設の「とっとり賀露かにっこ館」で一時的に保護したところ、泳げるまで回復した。県によると「タイマイ」は、ふだん熱帯から亜熱帯の海域に生息しているため、県内に漂着するのは珍しいという。きょう、さらに回復に適した設備のある岩美町の「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」に引き渡された。この施設には「タイマイ」に適した水温20度程度を維持出来る水槽があるという。