ニューヨーク証券取引所から日本生命NY投資現地法人・今真一郎が解説。21日のニューヨーク株式市場について今さんは「エヌビディアの決算が市場予想を上回ったが、市場の期待値を大きく超えるほどではなかったことや、米国司法省がグーグルのクローム売却を求める是正案を裁判所に提出したとの報道を受け、アルファベットの株価が下落したことなどから、午前中はマイナス圏だったが、その後切り返し、プラス圏で推移。エヌビディアは売上成長が市場の期待を超えて続くか、粗利益率の2つに注目。エヌビディア8−10月期売上高(前期比)↑約50億ドル。やや勢いは増し、最も強気なアナリストの予想も超えた。11月−2025年1月期見通しは売上高(前期比)↑約25億ドル、市場予想(21日時点)↑28億ドル以上。8−10月期粗利益率74.6%。大きな改善を見せている。エヌビディアは新製品を投入する中、粗利益率はやや低下すると慎重に見ている。決算は悪くはなかったがエヌビディア1社だけでS&P500のウエイトの7%程度を占めていて、注目度は高く次回の決算も注目」などと述べた。