アメリカのトランプ政権は貿易赤字が大きい国や地域を対象にした相互関税を日本時間のきょう午後発動する。日本は24%の関税が課される。中国に対しては対抗措置を撤廃しなかったとしてさらに50%の追加関税を課し、合わせて104%に引き上げるとしている。アメリカABCの報道。トランプ大統領は関税措置を変更する様子を見せておらず、貿易摩擦をエスカレートさせる構え。中国は”脅しに屈することはない”と方針変更を拒否。ニューヨーク株式市場はこれに反応しダウ平均株価は320ドルの下げ。先週トランプ大統領が関税を発表してから4579ドル下げたことになる。いくつかの国と交渉が始まっているというが、中国は含まれていない。ホワイトハウス内では関税を巡る対立が起きている。イーロン・マスク氏がピーター・ナヴァロ氏を「バカ」などといい、ヨーロッパなどとの自由貿易支持の考えを述べた。ナヴァロ氏はこれに反撃し”テスラの車は外国の部品で作られている”と指摘した。ホワイトハウスは「単なる男の子の喧嘩だ」などと事態を軽く見せようとしている。メリーランド州の建築業者は既に建築にかかるコストが上がっていると話している。