メジャーリーグ、ドジャース8-2パドレス。ナ・リーグ西地区の首位攻防戦、勝った方にマジックが点灯するという大事な1戦。先発マウンドを託されたのは、ここまで10勝をあげている山本由伸。「感覚以上にスピードは出てたかな」との言葉通り、先制点をもらった初回、調子が良かったというストレートで3番のマチャドを空振り三振。2回には5番のボガーツに対し、この日最速157キロのストレートで空振り三振。しかし3回、9番のディアスに高めのスプリットを狙われ6号HR、逆転を許す。6回、3番のフリーマンが17号ソロを右中間スタンドに放ち、試合を振り出しに戻す。3回以降はHRを浴びたスプリットも低めにコントロールし、立ち直りを見せた山本は6回を投げ2失点でマウンドをおりる。7回、山本とバッテリーを組むラッシングが勝ち越し3ランで勝利投手の権利をプレゼント。3連戦、ここまでノーヒットの大谷翔平も、松井裕樹からナ・リーグHR争いトップに並ぶ45号ダメ押しソロ。HRの後にはパドレスファンとハイタッチする珍しい場面もあった。ドジャースは地区優勝へのマジック31が点灯。好投の山本も今シーズン11勝目をあげた。
