大谷翔平が、日本人メジャー歴代1位になる一撃を放った。おとといから始まったパドレスとの3連戦。ドジャースの大谷翔平は2番・指名打者で第1打席は今シーズン4本目となるソロホームラン。これで、ヤンキースなどで活躍し“ゴジ”の愛称で親しまれた松井秀喜が持つ日本人メジャー歴代最多ホームラン175本に並んだ。大谷翔平は「そういう方に記録で並べたのは、自分にとってはすごく幸せなこと。もちろん個人的にもうれしいし、日本野球界にとっても大きいこと」と語った。この大谷翔平の記録に松井秀喜は「今後も大谷選手が200、300、400本と日本の野球ファンの皆様が喜ぶ数字を残していくことを私も応援しております」と祝福した。前回のパドレス戦でほろ苦のメジャーデビュー戦となった山本由伸は、5回を投げて6奪三振・3失点。先発として試合を作る。そのウラ、大谷翔平はツーベースヒットを日米通算1000安打のメモリアル記録をマーク。さらに大谷は、7回松井裕樹との日本人対決でもメジャー全体1位となる10本目のツーベースヒットを放ち3安打の活躍。パドレス8−7ドジャース。きのうの試合前、大谷と山本は、ダルビッシュ有とおよそ15分間談笑。ダルビッシュ有はこの後の8時過ぎの試合で先発予定。きのうの試合の1回ウラ、大谷はフォアボールで出塁すると、今シーズン2個目の盗塁に成功。相手キャッチャーも送球できない完璧な盗塁を決めてみせる。そして第4打席、ゴジ”松井秀喜超えのメジャー通算176号ホームランの偉業へ期待がかかる中、球場にゴジラのテーマの音楽がかかる演出。打球はスタンドに届かなかったが、犠牲フライで打点。ノーヒットに終わったもののチームの勝利に貢献した。ドジャース5−2パドレス。