コメの価格上昇が続いている。11月の消費者物価指数は、変動が大きい生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月と比べて2.7%上昇した。39か月連続のプラスで、上昇幅は前の月より0.4ポイント拡大した。政府による電気・ガス料金の補助額が減ったことが主な要因で、電気代は9.9%、都市ガス代は6.4%上昇した。食料ではコシヒカリを除くうるち米が64.7%上昇したほか、夏以降の高温の影響で生育不順が生じているキャベツも61.0%の上昇。輸入原料の高騰などからチョコレートの上昇率も29.2%となり、49年9か月ぶりの上げ幅となった。