ヒトはなぜ歌を歌うのかを考える。最近、学問としての研究も進んでいる。チンパンジーなどのある行動にヒントがあると考える専門家もいる。アフリカのカメルーン共和国に暮らしている森の民ことバカ族は森の中で昔ながらの生活をしていて、暮らしの中心に歌がある。京都大学音楽人類学特任研究員・矢野原佑史さんの案内で現地を取材。バカ族は食べ物を求めて森の中を移動しながら生活している。「ベ」はみんなで集まって歌うことを意味する。バカ族にとってはことばよりも大事なコミュニケーション。バカ族は森の中で生きていくためのすべを歌い続けることで次の世代に伝える。長年、音楽の起源を研究してきたアムステル大学音楽認知学教授・ヘンキャン・ホーニングさんはバカ族の暮らしにヒトが歌うようになったルーツのヒントがあると考えている。バカ族の食事は狩猟で獲った肉や魚がメインだという。ロングバーションの番組宣伝をした。