現地の本間記者に聞いてみる。大谷選手の初ホームランの可能性はどうだろうか。大谷選手はレッドカーペットでは一打席一打席、集中して自分の持っているものを出したいと話していた。オールスターゲームという舞台への意気込みを感じた。そしてここグローブライフフィールドは大谷選手にとって相性のいい球場でもある。大谷選手はこれまでこの球場で通算8本のホームランを打っていて、これはドジャースの本拠地と去年まで所属していたエンジェルスの本拠地を除いて最もホームランが多い球場のうちの1。リハビリ中の右ひじの状態を考慮してホームラン競争への出場は断念したが、初のホームランという形で持ち前のパワーを見せてもらいたい。期待は膨らむが、大谷と対戦するアメリカンリーグのピッチャーというのもすごい投手。アメリカンリーグの先発はオリオールズのコービンバーンズ投手。身長1メートル90センチの29歳。持ち味はなんといっても抜群のコントロール。ストレートはほぼ投げず投球の44%を150キロ中盤のカットボールが占めている。2021年にはサイヤング賞を受賞していて今シーズンは9勝、防御率はリーグ2位となっている。大谷とは去年1度対戦していて、3打数1安打だった。まさにリーグを代表する右ピッチャーからオールスター初のホームランを打つ姿を見ることができるのか、とても楽しみ。大リーグのオールスターゲームはこのあと日本時間の午前9時から行われ、NHKでは総合テレビで中継する。