- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 是永千恵
オープニング映像と挨拶。
16日のニューヨーク株式市場。ダウ平均株価は700ドルを超えることし最大の値上がりとなり、2日連続で史上最高値を更新。経済統計で米国の消費の底堅さが確認されたことに加えて、トランプ前大統領が返り咲きを果たせば減税を行うのではないかとの観測が広がっていることもその要因になっている。
そのトランプ氏。英国のジョンソン元首相と一緒に笑顔で写った写真を16日、SNSに投稿した。銃撃事件後に開かれた共和党の全国党大会は2日目を迎える。注目は党の候補者選びでトランプ氏と指名争いを繰り広げたヘイリー元国連大使の演説。ヘイリー氏は一時トランプ氏と距離を取っていて、当初党大会に招待されていなかったが、銃撃事件後急きょ参加することになったと伝えられている。党大会ではヘイリー氏に続いて、同じくトランプ氏と指名を争ったフロリダ州のデサンティス知事も演説する予定。
現地で取材している小田島記者に聞く。会場は今どんな様子だろうか。ステージでまもなく2日目のプログラムが始まるところ。トランプ氏と最後まで候補者指名を争い、批判し合ったこともあるヘイリー氏はこのあと日本時間の午前10時過ぎにスピーチを行う予定。この時間帯はこちらでは最も視聴者が多いプライムタイムに当たる。ヘイリー氏は共和党内でトランプ氏の政治スタイルに反発している層や穏健な保守層の受け皿となり、すでに一定の支持を集めていた。スピーチでトランプ氏の支持を呼びかければ、共和党の結束という意味でトランプ氏に追い風になると見られる。前日に会場に姿を見せたトランプ氏はこれまでと大きく印象が変わって、いつもと違って控えめに見えたなどと伝えられているが、そのトランプ氏はどんなメッセージを打ち出そうとしているのだろうか。銃撃事件を受けてトランプ氏がこの党大会を通じ、打ち出そうとしているのが国民の団結。米国の分断をみずから加速させたともいわれてきたトランプ氏が最終日の指名受託演説は団結を訴えるものにしたいという考えを示している。これは大きな変化でより幅広い層に支持を広げる機会にしたい、そうしたトランプ氏のねらいもあると思う。一方、トランプ氏が国民の団結を訴えようとする中で初日に採択された共和党の政策綱領は米国第一主義を前面に打ち出している。トランプ前政権下では、トランプ氏が導入した関税を巡って貿易相手の国や地域が報復措置を講じるなど世界経済に大きな混乱を招いたのは記憶に新しく、仮にトランプ氏が返り咲けば日本を含む世界各国にとってもどう向き合っていくかが問われることになる。
大リーグについて。ドジャースの大谷翔平選手とカブスの今永昇太投手が選ばれているオールスターゲームが、いよいよこのあと始まる。試合が行われるテキサスの球場から中継。レンジャーズの本拠地、テキサス州アーリントンのグローブライフフィールド。試合開始まであと2時間となったが、まさに先ほど大谷選手がグラウンドに姿を見せた。現在はMLBネットワーク、米国メディアの取材を受けているものと見られる。大谷選手はシーズン中は外でのバッティング練習は行っていない。今もユニホーム姿にパーカーを着て、グラウンドに出てきており、きょうも昨年と同様外でのバッティング練習は行わず、室内で調整をするのではないかと思う。大谷選手は2番指名打者で先発出場する。去年のオールスターでは2打席だった。ことしも2打席の可能性が高いと思うが、より多くの打席が回ってくることを期待したい。初めてのオールスターとなった今永投手の登板はありそうだろうか。可能性は大いにあると思う。前回、今永投手の登板は6日前だった。おとといにはブルペンでの投球練習を行っていて、きょうの登板に備えているのではないかと思う。もし登板があれば、今永投手は「抑えようと思って投げても打たれてしまうので全部打たれるつもりで投げるとどうなるのか試してみたい」と話していて、どんなピッチングを見せるのか気になるところ。
大リーグのオールスターゲーム。試合前には恒例のレッドカーペットショーが行われた。大谷翔平は妻と手をつないで登場した。しかし愛犬デコピンの姿がない。実はデコピン、大谷のジャケットの裏地にちゃんといた。大リーグ1年目でレッドカーペット初体験のカブスの今永昇太投手のコメント。
現地テキサスのグッズショップもにぎわいを見せている。店内にはたくさんのオールスターゲームのグッズが。17番、大谷選手のものもしっかりある。大谷のグッズは次から次へと売れていく。日本から来たファンもいた。
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現地の本間記者に聞いてみる。大谷選手の初ホームランの可能性はどうだろうか。大谷選手はレッドカーペットでは一打席一打席、集中して自分の持っているものを出したいと話していた。オールスターゲームという舞台への意気込みを感じた。そしてここグローブライフフィールドは大谷選手にとって相性のいい球場でもある。大谷選手はこれまでこの球場で通算8本のホームランを打っていて、これはドジャースの本拠地と去年まで所属していたエンジェルスの本拠地を除いて最もホームランが多い球場のうちの1。リハビリ中の右ひじの状態を考慮してホームラン競争への出場は断念したが、初のホームランという形で持ち前のパワーを見せてもらいたい。期待は膨らむが、大谷と対戦するアメリカンリーグのピッチャーというのもすごい投手。アメリカンリーグの先発はオリオールズのコービンバーンズ投手。身長1メートル90センチの29歳。持ち味はなんといっても抜群のコントロール。ストレートはほぼ投げず投球の44%を150キロ中盤のカットボールが占めている。2021年にはサイヤング賞を受賞していて今シーズンは9勝、防御率はリーグ2位となっている。大谷とは去年1度対戦していて、3打数1安打だった。まさにリーグを代表する右ピッチャーからオールスター初のホームランを打つ姿を見ることができるのか、とても楽しみ。大リーグのオールスターゲームはこのあと日本時間の午前9時から行われ、NHKでは総合テレビで中継する。
渋谷からの中継で気象情報を伝えた。
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きょう第171回芥川賞と直木賞の選考会が行われる。このうち最も優れたエンターテインメント小説に贈られる直木賞の候補作は5つ。その1つが「令和元年の人生ゲーム」。20代を中心とするZ世代の若者たちが主人公。作者は麻布競馬場さん。顔や本名を公表せずに活動している現役の会社員。今回、候補となった作家の中で最年少の32歳。デビュー2作目、初の連作小説。麻布さんに小説に込めた思いを聞いた。「令和元年の人生ゲーム」は平成の終わりから令和に移る8年間。東京の有名大学に進学したZ世代の若者の学生時代から社会人となる姿を通してその本音をリアルに描いた小説。明確なゴールのない時代にどうすれば幸せになれるのか分からず、迷走する若者の姿が赤裸々に描かれている。麻布さんは平成22年、慶應義塾大学への進学を機に上京し、4年後都内の企業に就職。平成の競争社会を生き抜いてきた。麻布さんたちの世代にとって成功の証しはタワーマンションでの暮らし。しかし、その価値観は1つ下の世代の令和の若者たちと違うことに気が付いた。ペンネームの由来は東京の人は人生を自分の描いたとおりに生きているようで実は同じルートをみんなでぐるぐる走らされている競走馬のようだというところからきている。さまざまな年代や職業の人と交流したいと365日、ほぼ毎日のように飲み歩いている。麻布さんが小説を書き始めたのは飲み会も難しかったコロナ禍の令和3年。SNSに短いストーリーを次々に投稿したのがきっかけ。都心のタワマンで暮らす人たちの格差や嫉妬を描いて話題を呼び、2年前、1冊の本にまとめ出版された。長時間労働による過労死の問題やコロナ禍など平成の終わりから令和にかけて働き方や生活は大きく変わった。小説の中ではそんな時代に有名大学に進学。就職活動を勝ち抜いて憧れの企業に入った主人公がある同期の発言に衝撃を受ける。急速に広がる仕事だけが人生ではないという価値観にうなずく一方で、時代ごとに変わる正しさに戸惑う若者たち。麻布さんは、家族や友人にも作家であることを明かしていないということでそれによってさまざまな人たちから自然と話しかけてもらうことができ、リアルな描写に生きていると話していた。選考会はきょう夕方に始まる。
イタリア南部カラブリア州で開かれているG7貿易商会合は、先月のG7サミットで中国によるEVや太陽光パネルなどの過剰生産が各国の経済を弱体化させているとして懸念が示されたことを受け、具体的な対策が焦点となっている。明らかになった閣僚声明案では、中国を念頭に過剰生産に共同で対処するというG7サミットの首脳宣言の重要性を強調した上で、非市場的な政策や慣行に対する監視を強めることを盛り込んでいる。また、経済安全保障上不可欠な重要鉱物の輸出規制に対しては“サプライチェーンが寸断されることのないよう、情報交換や監視の能力を強めるとともに、採掘や投資などの際には環境面などの国際基準を遵守する”としている。このほか、“経済的な依存関係を武器化するいかなる試みを非難する”として、輸出入の規制などで貿易相手国に圧力をかける経済的威圧に対しては、G7以外の国々とも協力しながら、対処する姿勢を改めて打ち出している。こうした内容を盛り込んだ閣僚声明は、17日にも採択される見通し。
NYダウ平均株価はことし最大の値上がりとなった。きっかけは6月の米国小売業売上高が前月比で横ばいだったこと。
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- ダウ・ジョーンズ工業株価平均
北海道・釧路で開かれた太平洋で取れるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議で、中西部太平洋のクロマグロ漁獲が増枠で合意した。太平洋でのクロマグロの漁獲枠は、30キロ以上の大型はこれまでと比べて50%、30キロ未満の小型は10%増やすことで合意した。北海学園大学・濱田武士教授は「額面通り漁獲量が増えると流通量は増える。値段は緩む方向」と話した。今回の合意内容は、ことし11月に正式に決定される見通し。
海外の航空会社は航空燃料が確保できないことを理由に国際線就航・増便を見合わせる動きが相次いでいる。対策案がまとまり、各空港運営会社が運航計画の情報収集をしたうえ、石油元売り会社に早めに知らせる仕組みを導入する方針。海外から調達するジェット燃料を増やし、国内製油所でジェット燃料を増産する方針を示した。
羽田空港できのう公開されたのはコンテナを運ぶ車両の自動運転。6台の荷台約25mの長さで連結。あらかじめ指定された区域を無人で走行する。グランドハンドリングは人手不足が深刻。地方の空港で航空便を増やせない理由の一つ。全日空は来年中国内の空港で初めての導入を計画。全日空グランドハンドリング企画部・森真希子さんのコメント。
全国の天気予報を伝えた。
日本男子サッカー代表はフランス・モルマールで事前合宿している。明日フランスとU−23日本代表強化試合。パリ五輪日本代表・細谷真大選手は「チーム全員が金メダルを目指している」、大岩剛監督は「やるべきことを強豪国フランスに対して再確認したい」と話した。