宇宙飛行士・野口聡一さんが選んだ10人の天才、1人目はイーロン・マスク。1998年にネット決済サービス会社「PayPal」を創業し、オンライン決済を世界中に普及させた。2003年に電気自動車メーカー「Tesla」に出資し、2008年にCEOに就任。2022年にTwitterを買収し、翌年「X」と改名。世界で初めて個人資産3000億ドル(約46兆円)を超えた21世紀最大の起業家。2002年に設立したスペースXは民間企業として初めて有人宇宙船を国際宇宙ステーションに到達させた。イーロンと会ったことがあるという野口は「気難しいタイプの変わり者。フレンドリーではないが、話題がハマるとずっと話してくれる。頭の回転が速く、自分のお金で全部やっているので、根回しをしなくていい。彼が気づいて命令したら、その通りに会社が動く」などと語った。イーロンが開発した再使用型ロケットを映像で紹介した。打ち上げ後に機体を回収することで繰り返し飛行が可能となった。従来の「使い捨て型」に比べ、大幅なコスト削減が見込まれる。イーロンは人類火星移住計画も打ち出している。地球上の災厄から人類を救うため、2050年までに100万人の火星移住を目指す。