イランにいるNHKの川島支局長への質問を音声による回答で伝えた。デモの背景について川島支局長は「イランの経済情勢が厳しい状況にある大きな原因がアメリカの経済制裁だということはイランの誰もが理解している。ただ、問題なのが暮らしの改善に向けた道筋が一向に示されていないことだと思う。そして道筋が示されないだけではなく物価は上がるのに給料は増えない。生活はますます苦しくなるという中政府に対する不満が高まり続けているというのが今回のデモの要因の一つだったと思う」とコメント。さらに「これまでに私は街頭で、いろいろな人にインタビュー取材をしてきた。そうした人たちの中には政府は無能だと言い切る人もいて長年、テヘラン支局で働いている現地スタッフも非常に驚いていた。このことは、本当に私、今でも印象に残っている」と答えた。また「デモが起きていたことは間違いない。国営通信は多くの政府の施設や商店が被害に遭ったと伝えているがけが人や死者についての詳しい情報は伝えられていない」という。また、質問の中にあったこちらの電話の状況について説明させていただきたいと思う。イラン国内からは、今週海外に向けて電話がかけられるようになった。しかし、海外からイランの国内に電話をかけても今、おっしゃられていたようにコール音は聞こえるだが、イランにある電話の呼び出し音は鳴らず電話を、そもそも取ることができないという状態がまだ続いている。インターネットもそうなのだが電話も含めて、イランの人たちは外の世界と隔絶された状態が今も続いているという。
